FULTON – 伝統と革新が織りなす唯一無二のタイムピース
Fulton / Homberger Swiss

このページに書いてあること
- 1885年、Biel/BienneにてFULTONは創業
- 1954年、FULTONは革新的なアラーム時計「MEMO TIME」を発表
- 1970年代のクォーツショックで危機に。アジアへの拠点移転
1885年、Biel/Bienneにて
FULTONが産声をあげた1885年、スイス Biel/Bienneは時計製造業の中心地として世界的に知られていました。当時、スイスの時計産業は既に長い伝統を持ちながらも、新たな技術革新を取り入れる段階にありました。
この時代、人々にとって時計は単なる時間を知るための道具ではなく、日常生活を豊かにし、ステータスを象徴する存在でもありました。その中で、時計産業は急速に成長するヨーロッパ経済を背景に、品質と精度の向上を追求しつつ、伝統と技術革新のバランスを模索していました。


進化する技術とデザイン
初期の名作たち
こうした時代背景の中、ガスターブ・オムバーガーは、スイス時計産業の中心地Biel/Bienneで「FULTON」を創設しました。創業時のFULTONは、時計作りにおける伝統的な職人技術を守りながらも、時代の先端を行く革新的なデザインや機能を取り入れることを目指しました。
FULTONが手掛けた初期の作品は、残念ながら戦火の影響で多くが失われてしまいました。しかし、その中でも特に「Cylinder」(1916年)や「Lever」(1927年)は、当時のヨーロッパの時計愛好家から高い評価を受け、人気を博しました。
これらの時計は、スイス時計産業の卓越した技術とデザイン性を象徴するものであり、その精緻さと信頼性がユーザーの心を掴んでいました。さらに、1940年に発表された「Military」は、過酷な戦時環境での使用を想定して設計され、高い耐久性と信頼性を備えていました。その性能の高さから軍用時計として採用され、FULTONの名声を一層高める結果となりました。
MEMO TIMEの誕生
1954年、FULTONは革新的なアラーム時計「MEMO TIME」を発表しました。当時、時間を知らせる機能を持つ時計はまだ限られた高級ブランドの領域でしたが、FULTONはA. Schieldが開発したCal.1475を採用し、これを一般の時計愛好家にも手の届く形で提供しました。
この製品は、当時のヨーロッパ社会で時間管理の意識が高まる中、単なる便利さ以上の価値を持つ製品として受け入れられ、FULTONが独自の地位を確立する契機となりました。


出典:美術品の国際的なオークション会社 invaluable
試練と新たな出発
1970年代のクォーツショックは、スイスの伝統的な機械式時計メーカーに深刻な影響を与えました。FULTONもこの激動の中で一時的な事業停止を余儀なくされましたが、アジアへの拠点移転という大胆な戦略を選択。異文化からインスピレーションを受けたデザインを取り入れることで、新しい時代の需要に応えるブランドへと変貌を遂げました。
現在のFULTONは、GuillocheやEngravingといったクラフトマンシップを活かした伝統的な技法に、モダンなデザインを組み合わせることで、クラシックな美しさと現代のライフスタイルに調和する時計を生み出しています。その姿勢は、時計業界が築き上げた伝統を尊重しつつ、新たな文化や価値観と対話を続ける、ブランドの真髄を体現しています。
アニメコレクションでは、FULTONとのコラボレーショングッズを取り扱っています。

BRAND

1885年創業のスイスウォッチブランド FULTONのセカンドライン。イタリア製本革を使用した革小物やアパレルを展開


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